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試験の日
 試験でした。今までこの日のために日々努力してきたのでようやく本番、という気持ちといよいよ来ちゃった…という気持ちが半々でした。
 怖くて逃げ出したい気持ちと早く終わらせたいと腹をくくった感じとが戦っている感じでした。

以下、試験の流れを記しましたが長いので興味のない方はスルーしてください。

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 試験日当日は、ちゃんとできるだろうかという不安より時間に間に合うか・忘れ物はないかという方が心配で前夜はあんまりよく眠れないまま朝の身支度をし、再度荷物のチェックをしました。
 受付開始時間の30分前くらいに到着するよう家を出ました。土砂降りの中、大きなゴロゴロを引っ張り傘を差すのは大変でしたし、朝のラッシュで電車が少し遅れるのにハラハラしながら行きました。なんとか学院前のコーヒーショップでクラスメイトと落ち合って一息つく時間はありました。学院に着くと他のクラスメイトも全員揃っていて受付まであと5分あるよーと話したりトイレを済ませたり。皆緊張し過ぎてやや興奮気味です。
 受付を済ませ控え室に通されるとすぐに『肌着を着てくださーい』と言われました。は、早っ!!二十数名の緊張感でぎっしりの部屋でいそいそと着替え始めるとホワイトボードに名前の書かれた組分け表が張り出されました。いつも練習してきた「教室」のセリフも、どこが自分に当たるかここで分かります。
 ギリギリまで「私はなんだかんだ言って運が良くてきっと一番得意な一番最初になるんじゃなーい♪」くらいに思っていましたが、オーマイガッッ!!一番苦手な箇所、最後でした…。ちぇ。そして順番も一番最後の組です。
 一番手の組の人、準備できましたか?と声がかかり、クラスメイト2人が出て行きました…。おおおお~始まってしまった!と緊張している場合ではなく、私は二番手に先生役で出るペアのモデルで出なくてはなりません。30分後には、ペアの先生役が自装を終えてきたので、私も一緒に廊下に待機。4人の先生役の緊張が伝わってきますが深呼吸!深呼吸!大丈夫っ!と小声で唱えていると、前に立つペアの子が後手に親指を立ててくれたのでホッとしました♪
 一番手の組が終わりぞろぞろと会場から出てくるのと同時に私たちも入場です。その時のピリリとした空間を肌で感じ、モデル役なのに緊張しまくってしまいました!先生、怖いよぅ。。。
 それでも心配していたペアの先生役、いつもよりうまく出来てたし、この緊張感の中よくやった!と拍手してあげたい気分でした。
 無事モデルを務め上げ(?)控え室に戻り、次は自分が先生役をするので自装の準備です。あんなに怖い形相でにらむように見られる恐怖にビビリながら待っていると終わったクラスメイトが「三度目だったからか先生たちも少しずつやわらいでたよ」と言うのでまぁなんとかなるかなーと思いつつとにかく「堂々と振舞おう!」という気持ちで自装の部屋へ。ここでは20分で普段着の着方を自分でします。その間は何も言われずタイムだけを読み上げられます。長襦袢の襟合わせがうまくできず何度かやり直していたので隣の方たちより随分遅いペースで着ていましたが、気付けば帯辺りでは皆同じくらいのペース。マイペース、マイペースを意識したおかげでいつも通り、特に難は無い程度に着られました。半襟の左右の出方は同じか?衣紋の抜き具合・半襟の控え方もヨシ。帯の高さ、帯揚げの出方、帯締めは真ん中か、帯締めの房は前に向いていないか、おはしょりの分量は、布目が通っているか、おくみ線が通されているか、裾の長さは床上1cmか、背にシワがないか、お太鼓の大きさは、タレの長さは、タレのシワはないか、チェックもしっかりできました。
※自分なりには、後裾線が床上5mmくらいだったのと、上前の褄上りが少ない、交差の位置が悪いという部分が気になりましたが、衿とお太鼓は悪くないと思いました。
 私のモデルはボディさんなので、お手伝いの先生が押さえ役をしてくださいます。一緒に入り、小物類の準備も一緒にしました。心強いです!
 「教室」の試験が始まりました。こうなるともうヤケクソです。頭が真っ白だろうが何だろうがやらなくてはなりません!怖いとか言ってる場合じゃないのです。(今思い出しながら書いている途中も涙が出てきそうです)
 4人なので一番目は先生が喋ってくれます。一人目、二番目部分からスタートしました。三番目の人も順調…順調…4番目、私の前の人です。出だしが少し詰まりました。言葉がなかなか出てきません。結構間が空きました。冷静に冷静に。少しして話し始めたのでリズムをつかめたようです。そして私の番です。
 「次に帯締めを結んでいきますが~」いつも通りの声が出ました。心臓の音まで聞こえやしないかと思いながら手元と学院長とに視線を移しながら動作と言葉がズレないように、かつ言葉のテンポがおかしくならないように丁寧に進めました。着上がりも順調。最後の見直しの順序も抜かさないよう意識しながらゆっくりとしゃべります。順調に着せられたので手直しの時間内にきちんと直すことが出来ました。
 「衿止めを外し、お太鼓、裾線も見てみましょう」…衿止め→衣紋→背のシワ→お太鼓→膝を切って座る/裾線→再度お太鼓。順序通りにチェックできました。お太鼓悪くない!
 「これで普段着の着方が終わりました」 膝からくだけるかと思うほど力が抜けた瞬間です。先生役は脇に寄り、モデルの着上りの採点を1人ずつ受けます。無言…無言…審査員の先生が見ながら鉛筆を動かしたり紙をめくったり。自分の番は怖くて先生のほうを見られませんでした。審査されているボディを見るとおはしょりの長さとか裾線も悪くないと思いつつも、何か言葉が抜けていなかっただろうかとぐるぐる考えたりしていました。

 この時点ですっかり午後です。終わった人から順に昼食を各自食べているのですが、振袖を着せ付ける試験が待っているのでそれどころではありません。全然お腹空いてなくて無理やり押し込んだ感じでサンドイッチを食べ、洋服に着替えて振袖用の小物の準備をしチェックをしてもらったりトイレに行ったり。
 こちらもボディに着せるので押さえる先生が一緒に入場です。準備完了。受験番号と名前を言って位置に着きます。合図とともにスタート。長襦袢の襟合わせは随分上達したと思います。衣紋も足りないと言われ続けたので多めに抜くことも出来るようになってきたし♪マイペース、マイペース。
「5分です」…帯を巻きつけたところでした。ナイスタイム!落ち着いて!前の帯を合わせ胸高に~と人体の脇めいっぱい上げて合わせたら、「!!!おはしょりないざんす!」あれれー?まぁ、最後に直すよう無視だ。と突き進み、「殺す気」で結び目をガッチガチにし、ぽんぽんしてみました。この固さなら充分だ。三つ山向かいひだ→タレの長さ確認→三つ折り→帯紐ガッチリぎゅーぎゅー→箱ひだ(苦手だけどまぁ布目は通せた)→枕を乗せる。しっかり押さえて引っ張る。先生を信じる。大丈夫。緩みなし。
「9分です」よし!いいペース。頑張れ。このままこのまま…。角度も意識しながらタレを戻す。帯締めは左を短めに、斜めの整理を直しつつ前に回る。帯締めは二度三度引きなおしてしっかり結ぶ。真ん中になっている。
「12分です」帯揚の処理。丁寧に丁寧に。根元を押さえて合わせる。上前もしっかりと。真ん中交差チェックよし。後ろに回る。やばい!おはしょり5mmしかない!急いで出す、出す。出しまくる。布目通している最中だけど
「14分です」前のおはしょりにいかねば!と布目はとりあえず置いといて前のおはしょり掻き出す掻き出す!うーん。ギリギリまで掻き出し長さは出せたけど布目がいまいち通せず…
「15分です。離れてください」


チーン。
終わってしまいました。
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by hudankimono | 2011-02-18 22:39 | 着付けレッスン